LIFE 借りぐらし 都市の中に住む 生活を楽しむための家
僕たちは今ある建物を上手に使いこなすことを楽めたらいいなあ。土地や建物は売ったり買ったりするものではなくて、楽しむもの。
住むことは、その地域の風景を楽しみ、その家での生活を楽しむ、ことだと思っています。そんな気持ちでB&B AH87 OSAKA 他いくつかのプロジェクトを楽しんでいます。
B&B AH87 OSAKA プロジェクト「建築家の家に泊まる」B&Bを3年間運営しています。以下にオープン時の文章を転載します。
建築家はどんな家に住んでいるのだろうか。
建築家のぼくでも、建築家の自邸を訪れる機会は非常に少ない。
建築を勉強する学生もなかなか機会がないという。
そんなことから、「泊まれる建築家の自邸」というプロジェクトは
面白いのではないかと思った。
建築は大勢で見学してもほとんどその建築を本当に体験したことにはならない。少人数でゆっくりした時間をその中で過ごすことが重要です。建築は自然の中に存在するので、季節,天候、朝か夕方かどれぐらいの時間
そこに居たかによって、全く違う印象を受ける。
また、誰と一緒に居たかも大きく影響する。
ぼくの経験からすると、建築を訪れるのは、朝か、夕方に限る。それもそこでゆっくり友人とおしゃべりしながら食事をするような機会があれば最高だ。
このような魅力的なB&Bがたくさん出来ることを期待します。
塚口明洋のプロフィール
建築家を引退し、VIEW、LANDSCAPE、LIFEをテーマに
時間を超えて建築家の旅を続けています。
B&B(宿泊施設)、GARDEN FLATS(賃貸建物)
塚口ビル(築50年の貸しビル)、新町アパート(築60年の木賃アパート)を家族で共同運営しています。
1949年2月11日生まれ