区画整理により設けられた幹線道路 左手が旧集落地区
古い町並みと新しい街並みがそれぞれ並列状態で存在する。今はその均衡が保たれた良い状態にあると思う。ある程度までは利便性が必要だが、行き過ぎると街を壊してしまう。
都市計画の目的はなんなのか。明確な価値観を持って進めないと間違った方向に進んでしまう。吹田市内の中にこの写真で見られるような、途中で切れている幹線道路が幾つかある。(この道も写真の先で細い道にぶつかり終わっている)より多くの利便性を求めるのか、豊かな生活とはなんなのか。その先にどんな生活が待っているのか。今の社会を見ていると利便性の追求がより良い社会を自動的に作り出すとは思えなくなってきた。立ち止まって再検討することが必要な時期に来ていると思う。様々な価値観が並存する社会を守るべきだ。
千里ニュータウンが周辺緑地帯を作ることによって都市化の範囲を限定し、スプロール化を防いだことの意味を再確認する必要がある。さもなければ周辺緑地帯を勝手に開発しかねない勢いだ。