北摂丘陵に残る森探訪では、都市の森が生き残るための地形と水、神話の重要性を確認したいと思います。現在のような経済優先の時代に、「都市のインフラ」としての森が残っていることを確認できれば、まだわずかに未来に希望が持てると思います。
江坂公園は、江坂駅前のもともと平坦な土地に計画された、高架駅から地上に連続する公園です。図書館や、自転車置き場の屋上を利用しています。人工的に作られた丘陵です。
垂水神社は、古代から北摂丘陵の南端にあり水が湧き出る神聖な場所でした。丘陵に残る森を残し、今も平坦な江坂の街からその森を見ることができます。
関西大学の森は、大正時代に千里山花壇遊園地だった丘陵を、関西大学が長年にわたって、当時の緑を残しながらキャンパスとして整備してきました。