千里の幹線道路「府道吹田箕面線」から千里中央公園を見る
学生時代から千里ニュータウンは生活の中のイメージにあった。当時は阪急電車に乗って千里山から、南千里、山田、北千里と通り抜けていた。電車の窓から見える風景は、緑多い風景だったが、すっかり日常生活の中に組み込まれていたので改めて意識することはなかった。最近、大阪の都会生活が続いていたので、電車の窓から見える風景を見て、初めてここに訪れた人は、すごい田舎に来たイメージを持つのではないかと思い始めた。トンネルを抜けると緑の木々が線路のすぐ横に続く。道路を走っていても緑の森が見える。
しかしこれらも電車や車から見ている限りは目的地に向かっているので、さほど意識しなかった。最近車に乗るのをやめて、どこへでも歩いていくようになってから、ようやく気がつくようになった。千里ニュータウンはどこへでも遊歩道でつながり、住宅地には自然が残された公園が点在している。
さらに気がついたことが二つある。千里ニュータウンに隣接する旧集落佐井寺、山田と、ニュータウン内に残された旧集落上新田がある。これらの旧集落が残っていることが、この地区を魅力的な地区にしている。全てがニュータウンでできた地区を訪れると町に面白味がない。